1.はじめに
建設業許可を申請する際の申請の種類やその手数料は いったいどうなっているのでしょうか。
私の場合は、千葉に事務所を構えているので千葉県の場合ということになりますので予めご了承ください。
と言うのも建設業に限らずではありますが、こういった許認可の取得などは、その申請する都道府県(窓口)によって違っていることがけっこうあったりします。
俗にいう「ローカルルール」と呼ばれるものが存在します。
もし、皆さんがご自身で他の都道府県に申請するという場合は、必ずその窓口で確認をするようにお願いします。
2.申請先
申請書の提出先ですが、千葉県知事許可の場合は、申請者の主たる営業所の所在地を管轄する土木事務所(出張所)とされています。 営業所についてはこちらの記事をご覧ください。
県内に土木事務所はたくさんあります。興味がある方は、「千葉県土木事務所一覧」のほうに掲載されているのでご覧になってみて下さい。
3.申請の種類
次に申請の種類にはどのようなものがあるのか順番に見ていきましょう。
①新規 : 新たに許可を申請する場合
②許可換え新規 : 他の都道府県知事許可から千葉県知事許可へ変わったり、千葉県知事許可から国土交通大臣許可に変更したりする場合など
③般・特新規 : 一般建設業のみを受けている者が、特定建設業を申請する場合(その逆の場合も)
④業種追加 : 一般(特定)建設業を受けている者が、他の一般(特定)建設業許可を申請する場合
⑤更新 : 許可を受けている建設業を引き続き行う場合
⑥般・特新規+業種追加 : ③+④
⑦般・特新規+更新 : ③+⑤
⑧業種追加+更新 : ④+⑤
⑨般・特新規+業種追加+更新 : ③+④+⑤
許可申請には上記のようなパターンがあります。
⑥~⑨に関しては、③~⑤の組み合わせになるので、実質は①~⑤の5種類ということになります。
「新規」、「許可換え」、「般・特新規」、「業種追加」、「更新」です。
4.手数料
それでは、それぞれの許可申請手数料はどうなっているのでしょうか。
・千葉県知事
新規、許可換え新規、般・特新規 : 9万円(収入証紙で納入)
業種追加、更新 : 5万円(収入証紙で納入)
その他、組み合わせ加算あり
(例)「更新」+業種追加 = 5万円+5万円=10万円
「一般」+「特定」(新規同時申請) = 9万円+9万円=18万円
・国土交通大臣
新規、許可換え新規、般・特新規 : 15万円(登録免許税)
業種追加、更新 : 5万円(収入印紙を正本に貼付)
その他、組み合わせ加算あり
(例)「更新」+業種追加 = 5万円+5万円=10万円
「一般」+「特定」(新規同時申請) = 15万円+15万円=30万円
国土交通大臣許可と都道府県知事許可の違いについてはこちらをご覧ください。
5.まとめ
申請先や種類、申請手数料は以上のようになっています。
申請の手引きは行政庁のホームページをみればきちんと掲載されてはいるのですが、その内容は非常に分かりづらいものです。
また、申請の際には、書類の綴じる順番や綴じ方、書類の大きさに至るまでかなり細かく規定されています。
そういった細かいルールを守ってすべての書類を準備して申請しなければなりません。
慣れていないとこれがなかなか大変な作業で、書類の不備などがあると何度も窓口に足を運ばないといけなくなることもあります。
そういった面倒なことは許認可取得の専門家に任せてしまいませんか?
ぜひご検討のうえお気軽にご相談ください。
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